飛び込め!リゾートバイト!

リゾートバイト。それは誰もが憧れ、でもどこか踏み出せない知る人ぞ知るバイト。そんなリゾートバイトにスキル無し!コミュ力普通!意欲MAX!で飛び込んだ平凡フリーターの体験記。

リゾートバイト体験記17日目

5時45分起床。

 

2時に終わって、そのまま寝てこの時間に起きた自分をほめたい。

いやまぁ自己管理の問題だから誉める云々ではないのだが!

 

とはいえ体は悲鳴を上げ続ける。早番の仕事はさほど緊張感を持たなくて済む(オイ)内容だからまだよかった。

 

だいたいお客様への責任問題が発生するのは遅番勤務、つまりチェックイン時だ。チェックアウト業務はお客様を気持ちよく送り出す仕事だから、イン時と比べれば業務数は少ない。

 

空く時間も多く、こういった早番の空き時間に仕事を教えてもらっていた。

この日もB君に部屋割り表の印刷や配分を教えてもらったくらいだ。

 

B君とは徐々に心を通わせつつあるように思う。彼は私の一つ年下で、社員なのだが圧迫感はないし誰にでも常に敬語だ。

 

個性的な面々がそろうフロントの中でも、職場全体でみても「薄味」だし「良識派」であった。一方で、そういった部分がどこか人を寄せ付けず、誰とも仲良くしない雰囲気を漂わせている。

 

彼の趣味や、好みはわからない。だけれど、私はなんとなく彼と仲良くなれそうな気がしていた。

全く会話がなかったわけではなく、その会話の節々にシンパシーを感じる部分があった。

 

彼と親密になれる日も近いかもしれない。

 

親密といえば、私の旧来の知人が関西に暮らしている。

これまではお互い遠い地で会うことはあまりなかったが、せっかく距離が近くなったということで近いうちにこちらで会おうという話が出ていた。

 

この日はその予定を詰める連絡をして、ゆっくりと眠った。