飛び込め!リゾートバイト!

リゾートバイト。それは誰もが憧れ、でもどこか踏み出せない知る人ぞ知るバイト。そんなリゾートバイトにスキル無し!コミュ力普通!意欲MAX!で飛び込んだ平凡フリーターの体験記。

リゾートバイト体験記122日目

122日目。4時30分起床。

任期は終了し、業務も終えたので「リゾートバイト体験記」というものは121日目で終了するのが通常なのだが、せっかくなので「旅はお家に帰るまでです」ばりに帰宅するまでの過程を記したい。

 

早朝に起床して、そのまま最後の朝風呂に入る。やっぱりここの温泉の、この景色は素晴らしいもので、こうして入るのも最後だなぁと思いながらゆっくりと満喫した。

 

朝の海、夏が終わりかけて少し冷えた、それでいて澄んだ空気に混じる潮気。日差しを受けて光る雲。これまでの景色でもっとも綺麗だったかもしれない。

 

6時40分の船で職場から出る。決して多くはないが、それでもお世話になった方々が忙しにも関わらず見送りに来てくれた。

 

駅につき、B君がやってくる。思えば彼とは一番親しかったかもしれない。共に筋トレができなくなること、互いの目標などを話し、また会おうと約束をした。

 

後ろ髪引かれる思いで電車に乗った。私はこれから2日間に渡って地元へ帰る。

その途上で観光をしようと思ったのだ。

 

1日目であるこの日は、来た時と反対のルートで戻る。要所要所で途中下車し、そのたびにたくさんのものを見た。

 

田辺を訪れ、あんちん寺、湯浅、果樹園。土産が重く、歩くのがしんどくなるくらい買い物をした。なんとか市街地までたどり着き、時間をつぶすために20時40分頃上映の映画を見ることにした。

 

当時話題になっていた怪獣物の映画だった。個人的に興味をもつような内容ではないのだが、友人がいたくお気に入りで、私にも強くすすめてきたのでみた。なかなか面白かったことを覚えている。

 

見終えて、特に宿をとっているわけでもない私はネットカフェで時間を潰すことに。

ネットカフェを使うのはこれがはじめてで、ソフトクリームが食べ放題だったり、ドリンクバーがあったりと、想像以上の快適さに驚いた。

 

しかもシャワーまで使えるというではないか…これもう簡易宿泊所では?

明日は友人とまた各地を回る。事前に情報を調べるつもりだったが、疲れからかすぐ寝てしまった。