リゾートバイト体験記123日目~124日目 終
123日目。6時30分起床。
早々にネットカフェから出て、地元誌で取り上げられていたパン屋で朝食を済ます。
駅へ行って荷物を預け、友人を待つ。まだ時間があったので喫茶店で暇を潰した。
友人と合流して、そのまま友が島を目指す。
友が島は綺麗とはいえないが、なかなか面白いところだった。
随分昔に砲台島として作られた人工島…?なのかは不明だが、軍部が利用していた島だ。
それだけにレンガ造りの砲台だったり、火薬庫跡だったり、興味のそそるものや建造物がたくさんあった。雰囲気もよかったし。
廃墟好きの友人も楽しんでいたように思う。
友が島を巡った後、友人と別れ私は京都へと向かった。
124日目。7時起床。
またネットカフェに滞在した。本当に便利。
京都での観光は何も変わったことはない。二条城やら北野天満宮やら、銀閣寺、清明神社など有名な寺社仏閣を巡った。
特別面白いところがあったといえば、落雁がファンシーに作られてる店だっただろうか…UCHUなんたらというお店が面白かった。
観光地として言ってしまえば手垢だらけの京都だ。わざわざ特筆するようなこともなく、観光を終える。そのまま深草で地元へと帰るバスに乗る。
バスの中で、私はリゾートバイト体験、そしてその期間で体験したことを思い浮かべていた。それは思い出でもあり、学びでもあり、これからへの決意でもあった。
一言に良かったとは決して言えない。失いはしなかったものの、悲しんだこと、辛かったことはたくさんある。
しかし終えてみればどうだろうか。良いことばかりではなかったかもしれない。それでも、すべてを持ち上げてみればずっしりと重く、密度のある日々だったではないか。
また私がリゾートバイトへ挑戦することがあるかはわからない。だが、数年経った今でも、このリゾートバイト期間の日々は私の中で大きな存在であり続けている。