飛び込め!リゾートバイト!

リゾートバイト。それは誰もが憧れ、でもどこか踏み出せない知る人ぞ知るバイト。そんなリゾートバイトにスキル無し!コミュ力普通!意欲MAX!で飛び込んだ平凡フリーターの体験記。

飛び込んだリゾートバイト

初めに

 このブログは主にリゾートバイトの体験記を綴るのだが、その前に私の身の上話を聞いてほしい。

 

 

なぜリゾートバイトなのか

 私は数年前、とにかくお金がなかった。スキルもなかった。学歴も、おそらく取り柄もなかった。なんなら今もない。カタカタとタイプしながら悲しくなってくる話である。通帳を開くたびに感じる薄ら寒さ。おわかりいただけるだろうか?きっとわかっていただけるだろう。ちょうどこの文をここまで読まれた皆様方の温度と同じだ。

 

 そんな寒さをどうにかしようと、当時は金策に躍起になった。いろいろあるよね、金策。パチンコ、投資、FX、企業、アフィリエイト…いろいろ考えたものだ。だが結局、手っ取り早さと手軽さでいくと「バイト」が一番だったのだ。時給という文字になんとなく安心感すらある。そんなこんなで、私の金策は色物を実践する前に定まってしまった。

 

 だが、ただバイトするのでは面白くない。面白さを求めれる余裕があったわけではないが、人生を楽観視していたのだろう。楽しみたかった。これまでしてきた多くのバイト経験が、また同じ経験をすることを全力で拒んでいた。おそらく、そうでなかったらリゾートバイトをすることはなかっただろう。マンネリへの拒絶が、人生への楽観が、私を強くもやさぐれた人間に変えてくれた。

 

 かくして電話という一歩を踏み出した私だが、そこから先は早かった。私が早くしたのではない、派遣企業の営業が早かった。考える間も、躊躇する間もなく、私のリゾートバイトは始まる。

 

 

ご挨拶

 今、これを読むあなたがリゾートバイターなのか、なりたいのか。はたまた派遣会社の営業なのか、興味本位で見ているのか。私には知る術がない。体験記は事実や出来事をできる限り忠実に記すつもりだ。当時の日記は雑に書かれているため、内容は重複していたり薄かったりする。この素人感というか、生の声感を楽しんでいただければと思う。(とはいっても、個人の特定につながらぬよう、脚色等もする)

 

 リゾートバイトを経験したことがある人はどのくらいいるだろう。実は結構な人数がいるんじゃないか。自分が派遣先で出会った同僚(?)や、派遣会社の営業を見ていて漠然とそう思う。そう、決してリゾートバイトは敷居が高いわけではないのだ。ちょっと変わってるいるだけで。ある意味閉鎖的でもあるこのバイトについて、少しでも私の体験が参考になれば良い。そう考え、決して多くはない情報を片手に執筆のご挨拶とさせていただく。

 

2018年 6月17日